創業明治三十九年 仁生堂薬局 東京千住

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2024-03-16

第114話 『妊娠しやすい身体作り ~卵子の話し~』

 赤ちゃんを授かるために必要な卵子。この卵子は、胎児がお腹の中で「女の赤ちゃん」になった胎生20週の頃に、お母さんから約700万個の卵細胞としてプレゼントされます。これが生涯で受け取る全ての卵細胞で、その後に新しく作られることはありません。
この700万個の卵細胞は出生の頃には200万個に、初潮を迎えるころには20~30万個にまで減少し、閉経の頃にはゼロに近づきます。
卵子は減少しながら年齢を重ね、30歳頃から劣化は進み、数も減り、卵巣や子宮の状態も変化し、出産率は下がります。
30代からの妊活で大切なのは、卵子を取り囲む身体の状態を整えること。イライラせずに過ごすこと、良い食事と睡眠、そして質の良い血を妊娠に必要な箇所にみずみずしく巡らせること。
漢方で出来る妊活の第一歩はきれいな血を増やして、巡らせることです。これで身体環境が整い始めると、妊娠しやすい身体作りができてゆくのです。

令和6年3月15日 足立よみうり掲載

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