創業明治三十九年 仁生堂薬局 東京千住

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2019-08-21

第60話 『夏の脳梗塞と漢方』

 脳梗塞は夏に増えるそうです。
 夏は汗をたくさんかくことで体の水分が減り、血液が濃く、流れにくくなります。そして、熱を発散させようとして抹消血管が広がり、脳の血流量が低下するために、血栓ができやすくなり脳梗塞が増えます。血脈をみずみずしく、血流いきいきが夏の脳梗塞予防のポイントのようです。
 脳や心臓の血管を守る生薬としてよく使われるのは丹参(たんじん)、川芎(せんきゅう)、紅花(こうか)、鶏血藤(けいけっとう)などです。
 また、中医学では、汗と共に元気の元である「気」も失うと考えます。多量の汗は気陰両虚という状態を招きます。陰(潤い)と共に、エネルギーのもとである「気」も補うことが大切になります。「陰」と「気」が揃って満たされることで体はいきいきしていられるようになります。
 気陰を補う生脈散(しょうみゃくさん)には人参、麦門冬、五味子という3つの生薬が配合されています。人参が気を増やし、麦門冬が潤いを増やし、五味子がそれらを体内にキープします。血脈いきいき、夏向きの漢方薬です。

PDF 190816夏の脳梗塞と漢方薬.pdf

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