2026-03-09
2026-04-07
根本的な対策は、腎精や肝陰を補って、潤いが減少してゆくスピードを緩やかにしてあげること。よく使われる処方は知柏地黄丸(ちばくじおうがん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、八味丸(はちみがん)、亀鹿仙(きろくせん)など。イライラや気持ちの乱れ、胸やお腹の張りがあれば加味逍遙散(かみしょうようさん)を併せるのも効果的です。
食事では、陰を補い余分な熱を冷ます白キクラゲ、クコの実、桑の実、キュウリ、トマト、大根、もやし、スイカのような補陰清熱作用のある食材を摂るように心がけてみてください。
令和8年4月3日 足立よみうり掲載 店主 国際中医師 阿部佐知子
第139話 『ホットフラッシュ』
突然カーッと暑くなり、汗が止まらなくなるホットフラッシュ。中医学では、閉経前後の発汗、ほてり、のぼせは陰虚火旺(いんきょかおう)が原因と考えます。更年期には、腎精や肝陰といった体の潤いとなる陰(いん)が減少します。女性ホルモンもその一つです。シワの増加、肌の乾燥、髪のパサつきや抜け毛、目やのどの渇きも潤いの不足による現象です。それによって体内に乾いた熱がこもり、発汗やほてりを招きます。それが陰虚火旺という症状になります。根本的な対策は、腎精や肝陰を補って、潤いが減少してゆくスピードを緩やかにしてあげること。よく使われる処方は知柏地黄丸(ちばくじおうがん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、八味丸(はちみがん)、亀鹿仙(きろくせん)など。イライラや気持ちの乱れ、胸やお腹の張りがあれば加味逍遙散(かみしょうようさん)を併せるのも効果的です。
食事では、陰を補い余分な熱を冷ます白キクラゲ、クコの実、桑の実、キュウリ、トマト、大根、もやし、スイカのような補陰清熱作用のある食材を摂るように心がけてみてください。
令和8年4月3日 足立よみうり掲載 店主 国際中医師 阿部佐知子

