2026-07-06
2026-08-13
これは中医学では陰虚火旺という症状になります。加齢と共に失われる体の潤い、女性ならエストロゲン、男性ならテストステロンを始めとする体内に必要なさまざまなみずみずしい潤い(陰(いん))が不足してくると、熱(陽)を抑えられなくなり、渇きによるオーバーヒートを起こします。これが陰虚火旺の状態です。自律神経も乱れ、背中が熱くなり、睡眠の質が下がります。足がほてる場合は下半身がだるく落ち着きません。この陰虚火旺による熱感は、補陰清熱という方法で対応します。みずみずしい潤いである陰を補い、過剰な陽を抑えます。
漢方処方では、知柏地黄丸、杞菊地黄丸、天王補心丹、亀鹿仙、三物黄芩湯などから体質や全身症状によって合うものを選んでゆきます。
冷感マットやひんやりシーツでも改善しない夜間の熱感に、漢方薬がお役に立てるかもしれません。
令和8年8月7日 足立よみうり掲載 店主 国際中医師 阿部佐知子
第143話 『背中の熱感』
熱があるわけでもないのに、背中が熱くて眠れない。手足がほてり、だるく、足の置き場がなくて眠れない。これは中医学では陰虚火旺という症状になります。加齢と共に失われる体の潤い、女性ならエストロゲン、男性ならテストステロンを始めとする体内に必要なさまざまなみずみずしい潤い(陰(いん))が不足してくると、熱(陽)を抑えられなくなり、渇きによるオーバーヒートを起こします。これが陰虚火旺の状態です。自律神経も乱れ、背中が熱くなり、睡眠の質が下がります。足がほてる場合は下半身がだるく落ち着きません。この陰虚火旺による熱感は、補陰清熱という方法で対応します。みずみずしい潤いである陰を補い、過剰な陽を抑えます。
漢方処方では、知柏地黄丸、杞菊地黄丸、天王補心丹、亀鹿仙、三物黄芩湯などから体質や全身症状によって合うものを選んでゆきます。
冷感マットやひんやりシーツでも改善しない夜間の熱感に、漢方薬がお役に立てるかもしれません。
令和8年8月7日 足立よみうり掲載 店主 国際中医師 阿部佐知子

